ーこの度発表されたSession Tour 2018『Stonehenge』モーション・ブルー・ヨコハマ、フラミンゴ ジ アルーシャ、沖縄ガンガラーの谷の公演ですが?
昨年はT-BOLAN再始動、皆んなとの“再会”のTourがあって、ソロではクローズドの会場での公演が多かったから、2018年森友嵐士ソロでは、歌、シンガーとしての原点に立って“音を楽しむ” 歌を響かせる活動をテーマに、ファンの皆んなと共有できるソロライブをスタートさせることにしたんだ。
ーシンガーとしての原点というと?
プロのシンガーとしてはT-BOLANがスタートで、今年の7月22日でインディーズデビューから30年、30周年になるんだけど。歌を楽しむという意味では、はじまりは、小学生の頃TVから流れてくるヒット曲を歌うことからだよなぁ。笑 学校の授業は退屈だったけど、体育と美術、そして何より音楽の授業の歌だけはすごく好きだったんだ。中学生の時、学校で開催された音楽コンクールでアカペラである曲を歌って優勝してね。それがきっかけでいろんな奴らからバンドやらないか?って声かけられたりして(笑)今思えばだけど歌うことでいろんな奴と繋がる喜びはその頃から自分の中にあったんだよね。
ー今公演のStonehengeというタイトルですが?
T-BOLANデビュして、レコーディング、リリース、ツアーと、あの頃止まることなく走りつづけてたからね。旅に出たくなったんだよ。LOOZをリリースした後くらいだったかな。誰にも内緒で密かに脱出を企んでたんだよね。(笑)ある日、全くの無計画にイギリスに向かった。空港からマネージャーに今からしばらく消えるからって連絡だけ入れてさ(笑)AIRだけ取って…毎日何も決めずに気の向くままに旅をしたんだけど、南部の先史時代の遺跡のある緑の草原に行った時に、ヒッピー達が音楽とダンスで楽しげに盛り上がっていてさ、なんかいいなって感じて…気がつけば、仲良くなってた。その夜、彼らと一緒に過ごすことになってね、刺激的だったなぁ。旅で持ち歩いてたアコギ取り出して、俺もその輪に加わってセッションしたんだ、「お前の歌いいなぁ。」なんて言ってくれて(笑)俺のこと誰も知らない土地で、言葉も国籍も関係なく一期一会“音を楽しむ”心が通じ合えた感じがして嬉しかった。その夜はヒッピー達と一緒にテントで野営。その場所がStonehengeという場所だったんだ。今回の公演のイメージにぴったりだなと思って、この名前をタイトルにしたんだ。
ーセッションミュージシャンについてお伺いしたいのですが?
ピアノは小島良喜、こじやん。超天才的ですっごく子供みたくピュアな感性のピアニスト。T-BOLANのレコーディングでラブコールしたのがはじまりで、もう長いよね、その頃からの繋がりなんだ。ヴァイオリンは牧山純子、純子ちゃん。こじやんとDUOでライブやっていて、こじやんからすっごいんだよと話きいてて、去年初めてライブに遊びに行って、スリリングでアドリブなプレイは最高なんだ。このメンバーでその日一夜の瞬間に生まれるセッションで、感性を音で絡み合いたいなと思ってます。それから沖縄ガンガラーの谷のLIVEでは、スペシャルゲストに、相棒ギタリスト五味孝氏を迎えます。Stonehengeツアーでは初の4人セッションが楽しめる、どんな音が生まれるか、是非楽しみにいてほしい。
ーいつもと違う会場での公演になりますが?
昨年末に初めてT-BOLANでクリスマスディナーショー開催したんだけどお互い随分大人になったし、お酒と食事を楽しみながらのライブもいいなと(笑)LIVEって演者と聴き手の関係だけじゃなくて、コールアンドレスポンス。お互いが影響しあいながら出来上がる空間なんだよね、今回はすごい近い距離感で、皆んなともその息づかいや緊張感、ワッハッハな瞬間、いろんなエネルギーを感じあえたらなって思ってる。美味しい食事にお酒、ゆったりワクワク楽しいLIVEになればと思ってこの会場を選びました。
ー最後に公演内容について触りだけでも聞かせてください
ルールは決め事はなしだから、まだ何も決めてないよ。あはは(笑)そうだね、シンガーとしての原点がテーマだから、自分の楽曲以外にカバー曲も歌いたいなぁ…あっ!今思いついたんだけど、カバー曲リクエスト皆んなに聞いてみたいな。是非、リクエスト募集します。ワクワクしてくるね。(笑)受付け宜しく!セッションだからね、何が飛び出すか、何が生まれるか、その場、その時の空気感で奏であう音を一緒に楽しめたらと思ってます。