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明け方６時過ぎ


カーテンの向こうはこんな景色からのはじまり





きりっと引き締まるような寒さの中


それでも、清々しい気持ちの中、表へと





霧の中、光と空の深ーい青がとっても神秘的なんだ。


歩く靴の音だけが、響き渡る世界。


昨夜、遅くに無理をいって宿泊させていただいたのだが、


休館日だったらしく、


宿泊者は、たったひとり、


だから、この朝の道を行くも、オレひとり


静まり返った比叡の山にまた深い縁を感じる。





ここは、比叡山延暦寺


比叡山延暦寺の朝は根本中堂での朝のお務め


仏様にお経を唱える朝事からはじまる。


内陣に響き渡る声明はこの身体に染み渡り


魂にエネルギーをそそがれるような特別な時間


この時間に身をおきたくて、


何度も訪れてしまうんだ。











　　『依心より依所』


自分自身が持つ強さや信念だけで
いろんなものを乗り越えていける
人もいるけれど、
その場所に自分の身を置く事で、
例えば、自分が持っている心の強さを
もっともっと強くしてもらえたり、
自分自身にもっと厳しくなれたり、
自分にとっての依所に身を置く事は
この魂を支えてくれる

朝事の法話でいただいたお話だ。

そうだよなぁって思った。

この比叡の山、延暦寺は
まさに依所
オレにとって特別な場所
そう、依所なんだなぁ
と改めてうなずいてた。



そして、この時間をみんなと共有できたらいいよなぁ
なんて浮かんできてしまうよ。



朝事の後、こんな景色に出会った。





琵琶湖に降り注ぐ朝日は神業のよう


２０１３年２月３日、節分の朝







今年の豆まきは、比叡山根本中堂にて


福はうち　福はうち　福はうち


そして、今日は　立春


気持ち新たに、素晴らしき一年でありますように。


　　　　　　　　　　　　　　森友嵐士　NO RAIN NO RAINBOW