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915 南三陸、


震災の年のクリスマスに来て以来だから一年半とちょっとぶり。


３１１以来、幾度か個人的な感じで訪れたけれど、


今回、初めて、　T-BOLANとして宮城は南三陸に向かった。


震災後、間もない春の南三陸


目を覆うような瓦礫の向こうには、


それでも綺麗な桜が咲いていて、


あの日出会ったみんなの別れ際の笑顔が浮かんできた。


アカペラで歌った『離したくはない』


今回、T-BOLANとして届けられる事は、


オレにとっても実はそっと願いだった。


賛同してくれたメンバー、そしてスタッフ達に感謝だ。


マイクロバスに乗り込んで、南三陸に車を走らせた。


高速を降りてしばらくすると、


プレハブの商店街が右手に見えて来た。


お店の数が何倍にも増えてて


この一年半の時間の流れを凄く実感した。


クリスマスに立ち寄った時は５軒程の商店街だったから。


また来るからと約束した魚屋さんに顔出したかったんだけど


場所かわってたみたいでたどりつけず、


残念ながら再会は果たせなかったけど、


でも、そうやって変化しながら一歩一歩復興を歩んでる町並みに


力強さをかんじて嬉しくなった。


そして、まもなく海岸近くのイベント会場へ到着










やっと会えた。


電話でずっとやり取りしてた今回のFESのスタッフ達と初顔合わせ


みんなスッゴクいい顔してた。


車から降りた会場は雨が上がっていて、


FESの音が気持ちよく鳴り響いてた。


キセキ的だよ、守られてるなぁってまたまた嬉しくなったりだ。笑


そして、今回台風の影響で放送が中止になってしまったけど、


特ダネもFESを応援して現地にかけつけてくれてた。


小倉さん、スタッフのみなさん、ありがとう。


メンバーを皆に紹介した後、まずは、海岸へと向かった。


南三陸防災庁舎前では、今も多くの方々が、


献花や祈りを捧げにいらしてる。


目の前の広場にはバスや、車が次から次へと入れ替わっていった。


広がる景色は、緑の草に覆われていて、


知らなければただの空き地にさえ思えてしまう程、


見た目には一変してた。


時間の流れと共に形は変わっていくけれど、


忘れては行けない事や


伝えていかなきゃ行けない事があるよね。


広島に原爆ドームがあるように、


南三陸にこの庁舎は残して欲しいと思った。


津波の爪痕だけでなく、そこには、町民を守ろうと最後まで


役目を貫いた市の職員の方々の生き様も存在してるのだから。


そっと、車から降りて、静かに両手をあわせて、


追悼の祈りを捧げた。


そして海までの道を歩きながら、メンバーと少しづつはじめた会話


二年前の光景をゆっくりと思いだしながら。








思えば、この３１１の震災によって色んな事を考えさせられた。


きっと、誰もが立ち返ったんだと思う。


自らの心の内側を生き方を。


この４人のメンバーが再び、再会したのも、そんな先にあった。


だからこそ今回、T-BOLANでこの地にやってこれた事は、


オレ達にとって、凄く意味のある事。


震災後、最初に足を運んだ南三陸


あの日から繋がったこのMUSIC FES


この機会に感謝してる。






台風の通過する雨の中


イベントを支えるスタッフの熱意にも感動だった。


手作りの中に沢山の思いやり溢れるFES。


雨の中、南三陸 MUSIC FES 成功おめでとう。


みんなの声が、気持ちが、沢山の人たちに届いて、


心の扉を開くきっかけになればと気持ち同じく願います。


素晴らしいイベントに参加させてもらってありがとう。


そして、来場の皆さん、


雨の中にもかかわらず、最後まで本当にありがとう。



　　　　　　　　　　　　　森友嵐士



追伸、ちょうど今FES南三陸からの電話


感動して余韻がひびいてるって。


お疲れさん


そして、ありがとう。